応募の準備

採用担当と配属先、同じ質問でいい?制度と現場をつなぐ聞き分け方。

「研修は充実しています」と聞いた。でも、忙しい日に誰が教えてくれるのかは、まだ分からない。制度の説明と、入社後に隣で働く人の話をつなぐと、確認したいことが見えてきます。

採用の舞台裏

公開資料の事実と、編集部の行動提案を分けて読み解きます。海外の一例が、日本のすべての会社に当てはまるとは限りません。

採用の中でも、役割と知っている範囲は分かれている

GitLabの面接担当者向けガイドは、職務範囲やチーム、責任について不明点があれば採用する現場の責任者に確認し、採用担当が責任者と面接チームの認識をそろえるとしています。一人の面接官だけで、すべての情報を持つ前提ではないと読み取れます。

公開資料で確認できること
担当者に質問し、働く場面を具体的に確かめるイメージ。GitLabの面接風景ではありません。

出典:GitLab Handbook:Conducting a GitLab Interview

まず採用担当へ、段取りと確認先を聞く

同社の候補者向け案内では、採用担当との初回面談に勤務地・入社可能時期・給与レンジなどに関する質問例があり、終了時には次の段階を案内するとしています。これは同社の例ですが、制度や条件の確認窓口と、現場の説明者をつないでもらう発想に使えます。

公開資料で確認できること

出典:GitLab Handbook:Candidate Handbook Page

一つの不安を、制度の質問と現場の質問に分ける

次の表は編集部が作った聞き分けの例です。採用担当に現場のことを聞いてはいけないという意味ではありません。本人が分からない場合に、回答できる人につないでもらうための整理です。

同じテーマを二つの視点で確かめる(編集部の提案)
気になること採用担当へ確認配属先へ確認
未経験からの研修期間、内容、担当窓口を教えてください。最近入った人は最初の週に何を担当し、誰に質問しましたか?
忙しい日の働き方勤務時間やシフトの制度を確認できますか?直近の繁忙期は、どの作業が増え、どう分担しましたか?
仕事の評価面談や評価の時期はいつですか?入社後3か月で、どんな仕事ができることを期待しますか?
配属と勤務地内定時に確定する範囲と、変更の可能性を教えてください。想定チームの日常業務と、他部署との関わりを教えてください。

答えが違ったら、条件をそろえて聞き直す

架空の例です。採用担当は「研修1か月」、現場は「早い段階で接客を任せる」と答えました。すぐ矛盾と決めず、「研修期間中にも接客が含まれる、という理解で合っていますか。独り立ちの目安とフォローする方を教えてください」と確認します。職種、拠点、時期が違えば、両方が正しい可能性があります。

小さな会社では、同じ人が両方を担うこともある

海外企業の職務分担は、日本のすべての会社に当てはまりません。採用担当と配属先が同じ人なら、制度として決まっている話か、最近の具体例かを区別して聞く方法があります。別の人に会えないことだけで、会社の良し悪しを決めず、入社判断に必要な情報がそろうかを確かめましょう。

今日できる小さな一歩

ここから始めてみよう。

  1. 入社後の不安を一つ選ぶ
  2. 制度と現場の実例に分けて質問を書く
  3. 回答者・対象拠点・未確定事項をメモして確認する
道具を使って整理する

会社に、こう聞いてみる。

この点は配属先の方にも伺えますか?難しければ確認していただくことは可能でしょうか。
自分用の質問メモをつくる

この記事の根拠・参考資料

資料の事実をもとに、質問例や行動案は編集部が提案しています。

気になる仕事を、
実際に働く人の声から。

会社の素顔を読んでみる